タブファイラー開発ブログ

Tablacus ExplorerやX-Finderの作者のブログ

細部の調整(ステータステキスト)

Tablacus Explorer 14.10.21の調整箇所のステータステキストですが、先日、Windows 8.1を使っている方からステータスバーの表示がおかしいと連絡がありました。

Tablacus Explorerでは文字列はなるべくOSが持っているテキストを利用するようにしています。
ステータステキストで使用する「個の項目」とか「個の項目を選択」といった文字列はOSのshell32.dllの文字列リソースから取得しています。

調べてみたら、Windows 8以降から以前のTablacus Explorerで使っていた文字列リソースがなくなっていました。

どうも、Windows Vistaから項目数が単数と複数で文字列リソースが分かれたみたいで、そして、Windows 8からは以前の文字列リソースをなくしたようです。
日本語版だと両方とも「個の項目」ですが、英語版だと「item」と「items」に分かれていました。

Tablacus Explorer 14.10.21では、まず、項目数に応じて新しい文字列の取得を試みて、ダメなら以前の文字列リソースの取得を試み、それも無理なら「item」等を割りあえてるようにしました。

あと、X-Finderもそうなんですが、ステータステキストの表示にはタイマーを使用しています。
キーボードの上下でリピートして移動する際に毎回きっちり表示しようとすると引っかかったような動作になってしまいます。
それで、タイマーを使って連続した取得を間引いています。